株式会社 西武プロパティーズ 様
事業概要
西武プロパティーズは、西武グループの不動産事業の中心を担う企業です。西武グループが保有する資産を有効活用し、商業施設、オフィスビル、ホテル、住宅、駐車場など多岐にわたり開発・運営を行っています。
この度、生産性低下の一因となっていたPCログオンに関する課題、セキュリティと利便性の課題を同時に解決できる手段を求め「DigitalPersona AD」を採用され、インタビューをお受け頂きました。
総務部システム担当
杉本 拓也 氏
「セキュリティと利便性を同時に実現でき、満足しています」と柴沼 正嗣 氏
Q. はじめに貴社の事業内容を教えてください。
2009年7月、商業施設事業・不動産事業に実績をもつ西武商事と西武不動産の経営統合により誕生した西武グループの不動産事業の中心を担う企業です。開発をはじめ、ショッピングセンター、リゾート、すまいやくらしサポートなど生活に密着した幅広い事業を展開しています。
Q. 導入を推進された部門と業務内容を教えてください。
総務部門のシステム担当にて検討や導入を進めてきました。IT戦略・システム企画の立案からシステムやインフラなどの構築・運用・保守、サポート・ヘルプデスク的な業務まで情報システム分野の業務全般です。
Q. 「DigitalPersona AD」を利用している部門と利用者数を教えてください。
全社、約500ユーザーで利用しています。
Q. 「DigitalPersona AD」の導入時期を教えてください。
2017年4月にテスト導入し、2018年3月より本番展開を順次開始、2019年12月に全社への展開が完了しました。
Q.「DigitalPersona AD」を導入する前までは、どのような認証方法で運用していたかを教えてください。
パスワード認証でした。定期的なパスワード変更を行って運用していました。
Q.「DigitalPersona AD」の導入を検討するにあたり、どのような課題があったのでしょうか。
パスワード失念等の問合せ対応が多く、当セクションの生産性の低下の一因となっておりました。そのため、セキュリティと利便性を同時に実現できる認証方法として、生体認証の導入を検討することになりました。
Q. 上記の課題を「DigitalPersona AD」で、どのように解決したのでしょうか?
同サービスを導入することで、生体認証による認証や中央管理ができるようになり、パスワード失念等の問合せ対応が少しずつ減っていると同時にパスワード管理がしやすくなりました。
Q.「DigitalPersona AD」以外に、どのような製品を検討されたか教えてください。
Windows標準の認証機能や静脈認証などを検討しました。
Q. 色々な製品がある中で「DigitalPersona AD」を選んだ理由を教えてください。
様々な認証方法の中央管理がActiveDirectory上で可能となり、別途管理サーバの構築が不要な構成となっている部分でアドバンテージがありました。また導入しやすさや運用のしやすさなども考慮して選定を行いました。他社製品では別途管理サーバが必要となっていました。
「導入のしやすさやと運用のしやすさに助けられました。」と杉本 拓也 氏
Q. 御社の場合「DigitalPersona AD」を自社で構築されましたが、お困りになった点や助かった点などがありましたら教えてください。
デフォルトの設定でも、ほぼ我々の意図通りとなっている点は助かりました。
選定から導入までいろいろとやり取りをしていたので、我々のニーズを拾い上げて、設定の提案等をもらえたらより良かったと思います。
Q.「DigitalPersona AD」の管理・運用は何名で担当されていますか。また、管理上、助かった点、この機能は良い・工夫されていると思った点などがありましたら教えてください。
メイン担当が1名、残りの3名がフォローする体制で運用しておいます。
管理上はやはりActiveDirectoryで中央管理できる点が助かっています。
Q. 従業員(ユーザー)の方からの「DigitalPersona AD」の評判は如何でしょうか?
概ね良好です。
ただ体調等で生体認証での認証率が変化するので、そこが少し課題となっています。
Q. 今後の展望ならびに利用したい機能があれば教えてください。
新しい技術については、前向きに導入を検討したいと思っています。特にDigitalPersona AD の「顔認証」については、赤外線カメラにも対応しているので、興味を引かれています。